Google広告自動化ルールとは

2020/08/27

自動化ルールとは?

指定した設定と条件に応じ、アカウントに自動で変更を加えることができる機能で、予算や、広告ステータス、入札単価などの変更が可能です。

例えば、広告が検索結果のトップに表示されなくなったとき、自動的に入札単価を引き上げるように設定しておくこともできます。上手く活用することで、手間のかかる細かい調整ができるようになったり、日々の作業時間を短縮できます。
また、ルールが実行された際やエラーなどがあった場合に、自動的にメールで通知を受け取ることもできます。

参考:Google広告ヘルプ/自動化ルールを作成する
(https://support.google.com/google-ads/answer/2472779?hl=ja&ref_topic=3122862)

 

設定できること

キャンペーンのルール
・キャンペーンを有効にする
・キャンペーンを一時停止する
・予算を変更
・メールを送信する(※)

広告グループのルール
・広告グループを有効にする
・広告グループを一時停止する
・広告グループの入札単価を変更する
・メールを送信する(※)

キーワードのルール
・キーワードを有効にする
・キーワードを一時停止する
・キーワードの入札単価を変更する
・キーワードの最終URLを変更する
・メールを送信する(※)

広告のルール
・広告を有効にする
・広告を一時停止する
・メールを送信する(※)

ディスプレイネットワークのキーワードのルール
・ディスプレイネットワークのキーワードを一時停止する
・ディスプレイネットワークのキーワードを有効にする
・ディスプレイネットワークのキーワードの入札単価を変更する
・メールを送信する(※)

トピックのルール
・トピックを一時停止する
・トピックを有効にする
・上限クリック単価を変更する
・上限インプレッション単価を変更する
・入札単価調整比を変更
・メールを送信する(※)

プレースメントのルール
・プレースメントを一時停止
・プレースメントを有効にする
・上限クリック単価を変更する
・上限インプレッション単価を変更する
・入札単価調整比を変更
・メールを送信する(※)

オーディエンスのルール
・オーディエンスを一時停止する
・オーディエンスを有効にする
・上限クリック単価を変更する
・上限インプレッション単価を変更する
・入札単価調整比を変更
・メールを送信する(※)

年齢層に関するルール
・広告グループから年齢層を除外する
・年齢層を有効にする
・上限クリック単価を変更する
・上限インプレッション単価を変更する
・入札単価調整比を変更
・メールを送信する(※)

性別に関するルール
・広告グループから性別を除外する
・性別を有効にする
・上限クリック単価を変更する
・上限インプレッション単価を変更する
・入札単価調整比を変更
・メールを送信する(※)

子供の有無に関するルール
・広告グループから子供の有無を除外する
・子供の有無を有効にする
・上限クリック単価を変更する
・上限インプレッション単価を変更する
・入札単価調整比を変更
・メールを送信する(※)

収入の範囲に関するルール
・広告グループから収入の範囲を除外する
・収入の範囲を有効にする
・上限クリック単価を変更する
・上限インプレッション単価を変更する
・入札単価調整比を変更
・メールを送信する(※)

※すべてのルールで、変更やエラーがある場合にメールで通知するかを設定することができます。

 

設定する項目は6つです。
1. 名前

ルールの名前を設定します。

 

2. アクション

設定したいルールに適応可能なアクションが表示されるので、その中から1つ選択します。

 

3.適用

設定したいルールによって、アカウント、キャンペーン、広告グループから選択できます。

※性別に関するルールの場合
◇選択済みアカウントの性別
◇選択済みキャンペーンの性別
◇選択済み広告グループの性別 から選択。


4.条件

ルールを適用する条件を選択します。

設定したいルールによって、ステータスや掲載結果、視認性などの項目から条件を追加することができます。


5.頻度

ルールを適用する頻度を選択します。

◇1回/日別/週別/月別
◇時間
◇データの使用期間


6.結果をメールで通知

以下の中から選択します。

◇このルールが実行されるたび
◇変更やエラーがある場合のみ
◇エラーがある場合のみ
◇メールを送信しない

※キャプチャの設定画面は、キャンペーンのルールです。
どのルールを設定するかによって、「適用」や「条件」などで表示される内容が若干異なります。

 

使用例

・キャンペーンの終了日が予め決まっている場合
⇒指定日にキャンペーン停止するように終了日設定

・ある特定のキーワードに関して、CPAが悪化した場合
⇒入札調整されるように設定 など

 

注意点

・設定したルールが実行されるタイミング
特定の時刻(例えばAM10:00)にルールが実行されるように設定した場合、厳密には指定した時刻からその1時間後までの間(AM10:00~AM11:00までの間)にルールが実行されます。

・予算や入札単価の調整に限度を設ける
予算や入札単価の上限、下限を設定する際にその金額が過度に高くなったり逆に低くならないようにしましょう。
入札単価を引き上げ続けるとクリック単価が必要以上に高くなったり、逆に引き下げ続けるとトラフィックが著しく減少することがあります。

・プレビューを確認する
条件や設定次第では、アカウントを大幅に変更することになる可能性がある為、ルールを作成した後は、プレビューで確認をしてキャンペーンに与える影響を把握した上で設定することが奨められています。
また、一度試験的にルールを適用してみて効果を確認した後に定期的に適用するルールとして設定してみてもいいかもしれません。

・同じ項目に2つのルールを同時に適用する場合
同じ項目に2つのルールを同時に適用する場合には、注意が必要とされています。
ルール間に優先順位はないのでどちらのルールも適用されます。すべての対象項目に指定された通りの変更が加えられるので、複数のルールを同じデータに同時に適用することは、できる限り避けてくださいとGoogle広告ヘルプに記載があります。
キャンペーンの同じ項目に2つ以上のルールを適用する必要がある場合は、エラーが発生する可能性がある為、ルールを適用する時間帯を変えることが奨められています。ルールが異なるタイミングで適用するように設定すると、エラーを防げるだけでなく、優先するルールを先に適用することもできます。

参考:Google広告ヘルプ/自動化ルールを作成する
(https://support.google.com/google-ads/answer/2472779?hl=ja&ref_topic=3122862)

 

まとめ

今回は、「Google広告の自動化ルール」についてご説明いたしました。
自動化ルールを上手く活用することで、日々の細かな調整やルーティンの作業などの手間を減らすことができると思います。早速活用してみてはいかがでしょうか。
少しでも参考になりましたら幸いです。

 

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