【Facebook広告】URLダイナミックパラメーターについて

2021/07/21

Google Analyticsなどと組み合わせて、広告効果を計測するのに欠かせないURLパラメーター。
構成や計測の粒度によっては細かい設定分けが必要になることもあり、ミスなく設定するのが大変な部分でもあります。

そんなURLパラメーターですが、Facebook広告では「URLダイナミックパラメーター」を活用して設定を効率化することもできます!


※そもそもURLパラメータって何?という場合は、こちらのコラムもご参照ください!
【コラム】Googleアナリティクスで使用されるURLパラメータについて
https://bop-com.co.jp/column/2848

 

設定情報を元にパラメーターが自動入力される「URLダイナミックパラメーター」

「URLダイナミックパラメーター」を使用すると、広告に設定した情報を元にURLパラメーターの値が自動入力されるようになります。

たとえば、下記のようにURLパラメーターを設定したいとします。
・source:facebook
・medium:cpm
・campaign:広告の各キャンペーン名(★)
・contents:各広告名(★)

 

その場合、このようにURLダイナミックパラメーターを使用します。
すると、「キャンペーン名」「広告名」を直打ちで入力しなくても、設定情報からキャンペーン名・広告名の値が自動的に取得されるようになります。

 

例)キャンペーン名と広告名をURLダイナミックパラメーターで取得
https://bop-com.co.jp/?utm_source=facebook&utm_medium=cpm&utm_campaign={{campaign.name}}&utm_content={{ad.name}}

⇒{{campaign.name}}にはFacebook広告に設定したキャンペーン名、{{ad.name}}には広告名がそれぞれ代入されます。

 

 

使用できるURLダイナミックパラメーター一覧

2021年7月現在で、URLダイナミックパラメーターは下記の8つのものを設定できます。

 

広告に関連したID・名前だけではなく、配置とプラットフォーム名も取得することができます。


関連した活用方法として…
2021年7月現在、Facebook広告の仕様変更により、1つの広告で複数の配置先がある場合、どの配置でコンバージョンが発生したのか管理画面やレポート上では確認ができなくなってしまいました。
ですが、こちらのURLダイナミックパラメーターの「配置」とGoogle Analyticsを活用することで、コンバージョンが発生した配置面を確認することもできます。
(※今後計測ができなくなってしまう可能性はありますが…。)

 

設定方法

URLパラメーターをどこに設定するかはいくつかのパターンがありますが、今回はテンプレートを使用して設定を進めていきます。

広告の設定画面で、ウェブサイトのURLを設定する際に、「URLパラメーターを作成」を選択します。

 

すると、このようにURLパラメーターを作成できるテンプレート画面が開きます。
ここにカーソルを合わせると、利用できるURLダイナミックパラメーター一覧が表示されるので、項目に沿って入力を行いましょう。
(もちろん、固定値のパラメーターをそのままテキスト入力することも可能です。)

 

 

使用時の注意点

①一部ダイナミックパラメーターが使えない配置/目的もあり
下記のように、ダイナミックパラメーターが対応していない配置/目的もあります。

【対応していない配置/目的】
・Instagram配置でコレクションフォーマット
・Instagram配置でアプリのインストールが目的。
・カタログ販売(目的):テンプレートURLはサポートなし。
・来店数の増加(目的):テンプレートURLはサポートなし。
・モバイルアプリディープリンク

【対応している目的】
トラフィック/リーチ/動画再生数アップ/投稿のエンゲージメント/リード獲得/コンバージョン/ブランドの認知度アップ
カタログ販売: URLパラメーターフィールドのみ。
来店数の増加: URLパラメーターフィールドのみ。

 

②名前ベースのパラメーター項目は、あとから名前を変更しても”最初に設定した名前”が使用される。
campaign.nameなど、名前を取得するパラメーターは、「広告が最初に公開されたときの内容」を元に値が取得されます。
そのため、途中でキャンペーン名や広告名を変更しても、変更後の名前でパラメータを取得することはできません。

もし途中で値を変更したい場合は、キャンペーン/広告セット/広告を新しく作り直す必要があります。

 

③パラメーターは「URLパラメーター」フィールドで設定したものが優先される。
「ウェブサイトのURL」と「URLパラメーターを作成」両方に同じパラメーターを含めている場合は、「URLパラメーターを作成」で設定したパラメーターが優先されます。

例えば
・ウェブサイトのURL:utm_campaign=test
・URLパラメーター:utm_campaign={{campaign.name}}
…とした場合は、URLパラメーターの「utm_campaign={{campaign.name}}」が最終的なURLとして使用されます。

規則性と違ったパラメーターになってしまった…とならないように十分注意しましょう。

 

まとめ

今回はFacebook広告のダイナミックパラメーターについてご説明しました。
うまく使うことで、入稿時の手間や設定ミスを減らせる便利な機能です。
設定時の参考にしていただけますと幸いです。

 

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