2021/09/06
コンバージョンアクショングループとは
広告配信最適化の対象とするコンバージョンアクションをグループ化できる機能です。
最適化対象としたいコンバージョンアクションが複数あるときにそれらをグループにまとめ、広告キャンペーンに適用することができます。
従来のGoogle広告では、最適化の対象とするコンバージョンアクションはアカウント単位でしか指定することができませんでした。
例えば、アカウントで「商品購入」というコンバージョンアクションを設定した場合、すべてのキャンペーンに関して「商品購入」という目的で広告配信の最適化が働きます。
そのため、「問合せ」などの別のコンバージョンアクションを目的としてキャンペーンを行いたい際は、既存のアカウントとは別のアカウントを用意して広告配信を行う必要がありましたが、コンバージョンアクショングループの登場によって、キャンペーンごとの目的設定が可能となりました。
この機能の登場に伴い、同一アカウントの中で「商品購入」をゴールとするキャンペーンと「問合せ」をゴールとするキャンペーンを同時に展開できるようになりました。
メリット
・キャンペーンごとに最適な目標を設定ができる
アカウント単位ではなくキャンペーン単位でコンバージョンアクションを指定できるようになったことで、キャンペーンごとに最適な目標を設定して広告効果の最大化を図ることができます。
・コンバージョン設定の手間の削減
コンバージョンアクショングループを作成しておけば、後から複数のキャンペーンへ簡単に適用することができるため、
キャンペーンごとにコンバージョンを設定する必要がなくなるので、時間や手間を節約できます。
コンバージョンアクショングループの設定方法
コンバージョンアクショングループを作成し、キャンペーンに適用するのが設定の流れとなりますので、手順を下記紹介していきます。
※コンバージョンアクショングループを作成するには、コンバージョンアクションを2個以上設定する必要があります。
コンバージョンアクショングループを作成
Google広告のアカウントにログインし、画面上部の[ツールと設定]を押して[測定]メニューの[コンバージョン]をクリックします。
[コンバージョンアクショングループ]タブに切り替え、[コンバージョンアクショングループを作成]をクリックします。
コンバージョンアクショングループの名前を入力して、事前に設定している広告配信の最適化の対象とするコンバージョンアクションを選んで[保存]を押します。
「コンバージョンアクショングループ]タブの下に作成したグループが表示されていれば完了です。
コンバージョンアクショングループをキャンペーンに適用する
作成したコンバージョンアクショングループをキャンペーンに紐づけていきます。
コンバージョンアクショングループを追加したいキャンペーンの[設定]タブから[その他の設定]をクリックします。
[コンバージョン]を開きます。
[このキャンペーンのコンバージョンアクションを選択する]にチェックを入れ、その下に現れる[コンバージョンアクションを選択]をクリックします。
ポップアップ画面が表示されるので、[コンバージョンアクショングループ]タブに切り替えます。
先ほど作成したグループを選択して[保存]を押せば適用完了です。
まとめ
以上、コンバージョンアクショングループついてと設定方法の紹介でした。
設定するときの注意点として、コンバージョンアクショングループを作成すると、スマート自動入札における最適化の対象が変更されますので、それまでに蓄積されていたデータがリセットされます。新しく設定されたコンバージョンアクションのデータをAIが学習し直すことになるため、最適化されるにはある程度の期間が必要だということを認識しておきましょう。
また、広告レポートの指標にコンバージョンを利用している場合も、グループを作成することで測定の対象となるアクションが変わるので、レポートの設定を見直しておく必要があります。
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