2025/04/16
SEO対策について調べていると、「被リンク(バックリンク)」という言葉を見かける機会があると思います。
しかし、「そもそも被リンクとは何か?」「なぜ重要なのか?」といった基本があいまいな方も多いのではないでしょうか。
今回は、被リンクの意味や効果、内部リンクとの違い、リンクの質の見極め方、そしてNGな被リンク獲得方法やよくある質問まで、被リンクについてご紹介します。
被リンクとは?
被リンクとは、他のWebサイトから自分のサイトへ向けて貼られたリンクのことを指します。
たとえば、あなたの記事が他サイトで紹介され、リンクが貼られていたとすれば、それが被リンクです。
このリンクは、検索エンジンにとって「第三者からの推薦」と見なされます。つまり、他者から信頼されているという証となるのです。
被リンクがSEOにおいて重要な理由
Googleをはじめとする検索エンジンは、サイトの評価を判断する際に、**外部からの評価(=被リンク)**を重視します。
多くのサイトからリンクされているページは、「信頼性が高く、価値のある情報」とみなされ、検索順位が上がりやすくなるのです。
また、被リンクには検索順位だけでなく、ユーザーの流入経路を増やす効果もあります。例えば、大手メディアや人気ブログからのリンクは、それ自体が新しい訪問者を連れてきてくれることも期待できます。
被リンクと内部リンクの違い
よく混同されやすいのが「内部リンク」です。
内部リンクとは、自分のサイト内でページ同士をつなぐリンクを指します。たとえば、トップページから商品ページへリンクするなどです。
一方、被リンクは他サイトからのリンクであり、これは自分の力では完全にコントロールできないため、検索エンジンは「外部からの推薦」として高く評価します。
つまり、内部リンクはサイト構造や回遊性の最適化に役立ち、被リンクは外部からの信頼性評価に貢献する役割を持つのです。
良質な被リンクとは?
すべての被リンクがSEOに良い影響を与えるわけではありません。検索エンジンは「リンクの質」も重視しており、以下のようなリンクは高評価を得やすくなります。
自サイトと関連性が高いジャンルのサイトからのリンク
ドメインの信頼性(権威性)が高いサイトからのリンク
自然な文脈の中で紹介されているリンク
例えば、SEO関連の内容が、業界で知られるWebマーケティングメディアで紹介された場合、非常に高品質な被リンクと評価されます。
nofollowリンクとdofollowリンクの違いと意味
被リンクには、検索エンジンが評価対象とする「dofollowリンク」と、評価を渡さない「nofollowリンク」の2種類があります。
dofollowリンク(通常のリンク)
特別な属性が付いていないリンクは、基本的にdofollowリンクです。
Googleなどの検索エンジンはこのリンクをたどり、リンク先の評価にも影響を与えます。
つまり、SEO上の効果を期待するなら、dofollowリンクの獲得が重要になります。
nofollowリンク(評価を渡さないリンク)
rel=”nofollow”という属性がついたリンクは、検索エンジンに「このリンク先の評価を引き継がないで」と伝えるものです。
たとえば、以下のようなケースで使われることがあります:
コメント欄や掲示板のリンク(スパム防止)
広告リンク(スポンサー表示)
SNSや一部の大手メディアサイトの外部リンク
nofollowリンクは直接的なSEO効果は薄いですが、ユーザー流入のきっかけや、間接的にリンクが広がる可能性を持っているため、無視はできません。
被リンク獲得のNG例【注意】
被リンクはSEOに効果があるからといって、やみくもに増やしてしまうと、Googleからペナルティを受ける危険性があります。
以下のような行為は、検索エンジンのガイドライン違反となりやすいため注意が必要です。
・リンクをお金で買う(有料リンク)
・自分で大量のサイトを作ってリンクする(自作自演リンク)
・無関係なジャンルの低品質サイトから大量にリンクを集める
・自動リンク生成ツールでのスパム的な被リンク獲得
・コメント欄への無差別なURL投稿
これらはブラックハットSEOなどと呼ばれ一時的に順位を上げることがあっても、後からペナルティを受けて順位が急落したり、インデックス削除のリスクを伴います。
リンクは「自然に」「信頼されて」得られることが、もっとも大切なのです。
被リンクを増やす方法と戦略
安全かつ効果的に被リンクを獲得するには、次のような方法が推奨されます。
・専門性の高い解説記事・ノウハウ記事を作成する
・オリジナルの調査データや事例を公開する
・図解やテンプレートなどシェアしやすい素材を作る
・SNSやニュースサイトで拡散し、話題性を持たせる
・業界メディアに寄稿したり、インタビューを受ける
これらの施策によって、他者から「参考にしたい」「紹介したい」と思われることで、自然な被リンクが蓄積されていきます。
よくある質問(FAQ)
Q1. 被リンクはどのくらいあればSEO効果がありますか?
数よりも質が重要です。
良質な被リンクが数本でも十分に順位向上に貢献します。逆に、低品質なリンクが多すぎると逆効果になることもあります。
Q2. nofollowリンクはSEOに無意味ですか?
無意味ではありません。
直接的な評価にはつながりにくいですが、流入経路やブランド認知、さらには自然なリンクの拡散のきっかけにもなります。
Q3. 自分で貼ったリンクも被リンクと見なされますか?
はい、見なされますが、自演リンクであることが明らかなものは評価されにくい傾向があります。自然な被リンク獲得を目指すのがベストです。
Q4. 質の低い被リンクはどう対処すべきですか?
Google Search Consoleの「リンクの否認ツール」を使えば、評価してほしくないリンクを報告できます。
ただし、使用には慎重さが求められる為、専門家のアドバイスを受けるのも良いでしょう。
Q5. 被リンクの状況を調べるにはどうすればいいですか?
以下のツールで被リンクの状況を確認することができます。
・Google Search Console(無料)
・Ahrefs
・SEMrush
・Moz
・Majestic
被リンクの数、リンク元のドメイン、リンクの質などを把握することで、今後の戦略にも役立ちます。
まとめ
今回は、被リンクについて、ご紹介しました。
被リンクは、検索エンジンからの信頼を得るうえで欠かせない要素のひとつです。
ただし、「とにかく増やせばいい」という考え方は危険であり、質・関連性・自然さが何より重要です。
内部リンクとの違いや、nofollow/dofollowの意味を理解したうえで、戦略的に被リンクを集めていくことが、SEO成功への第一歩です。
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