内部リンクとは?内部リンクがSEOにもたらす効果とは?

2025/04/14

ウェブサイトを運営する上で、「内部リンク」という言葉を目にする機会は多いのではないでしょうか。

内部リンクは、ウェブサイトやブログ運営において、検索順位を上げるために重要な施策の一つです。

内部リンクは、SEO対策として注目される一方で、正しく設計できていないサイトも少なくありません。

今回は、内部リンクの意味やSEOへの影響、効果的な設置場所、活用例などをご紹介します。

検索エンジンに評価されるサイト作りの第一歩として、参考にしてもらえればと思います。

 

内部リンクとは?

内部リンクとは、同じドメイン内のページ同士をつなぐリンクのことを指します。
例えば、ブログ記事の中から別の過去記事にリンクを貼ったり、メニューや関連記事へ誘導するリンクもすべて内部リンクです。

外部リンク(他のサイトへのリンク)とは異なり、サイト内の構造を整理し、検索エンジンとユーザーの両方にとってわかりやすい導線を作る役割を持っています。

 

内部リンクがSEOに与える効果とは?

内部リンクは、Googleの検索アルゴリズムにおいて以下のような効果があります:

1. クロールの促進
検索エンジンはリンクをたどってページを認識します。内部リンクを設計しておくことで、新規ページや更新ページがより早くインデックスされやすくなります。

2. ページ評価の分散(リンクジュース)
評価の高いページから他ページにリンクを送ると、ページランク(PageRank)を分散できるため、全体のSEOパフォーマンスが向上します。

3. サイト構造の可視化
検索エンジンは、複数の内部リンクが集まっているページを「重要」と判断します。自然なリンク設計が、サイト全体の評価を底上げする要因になります。

4. ユーザー行動の最適化
関連コンテンツへ誘導することで直帰率の改善やページ滞在時間の向上につながり、ユーザー体験(UX)も向上します。

 

内部リンクの設置場所と内部リンクがSEO効果を高めるおすすめポイント

SEO効果を最大限に引き出すには、内部リンクの設置場所がカギになります。下記ような場所に意識して配置することでSEO対策の効果を発揮しやすくなるでしょう。

・記事冒頭

導入部分で関連記事へ誘導することで、読者の離脱を防ぎやすくなります。

・本文中

関連する話題が登場したタイミングで自然にリンクを挿入すると効果的です。

・記事の末尾

「関連記事はこちら」や「次に読むべき記事」などで回遊率を高められます。

・ナビゲーション・サイドバー

共通パーツに人気記事やカテゴリ別リンクを設置すると、サイト全体のSEO構造が強化されます。

・画像リンクも有効

アイキャッチ画像やバナーにリンクを設定することで、視覚的な誘導が可能です。SEOを考慮して、画像には必ずalt属性を設定しましょう。

 

内部リンクの具体的な活用例

以下は、内部リンクの使い方を具体的にイメージするための例です:

● ブログの場合
SEOについて解説した記事内で、「キーワード選定」という用語が出てきたときに、別の記事「初心者向けキーワード選定の方法」へリンクを貼ることで、読者の理解を助け、サイト内の回遊も促せます。

● ECサイトの場合
商品ページから、「おすすめの使い方」や「お客様のレビュー」などの関連コンテンツに内部リンクを設定することで、購入意欲の向上につながります。

 

内部リンク設計で気をつけるポイント

・アンカーテキストを工夫する

「こちら」ではなく、「SEOの基本を解説した記事はこちら」など具体的な文言を使いましょう。

・リンク先の内容と文脈を一致させる

読者の期待を裏切らないリンク設計が重要です。

・1ページに貼りすぎない

適切な数(5〜10リンク程度)が目安。詰め込みすぎは評価を下げる原因になります。

・リンク切れを定期的にチェック

404エラーなどはサイト評価を下げるため、リンク先の保守も忘れずに。

 

🔍具体的には

実際の運用イメージが湧きやすいように、以下のようなケースをご紹介します。

● 例1:ブログ記事での活用
あるブログ記事が「初心者向けSEO対策の基本」を解説しているとします。

この中で、「キーワード選定」について触れた際に、より詳しい解説記事があるなら、

👉「キーワードの選び方についてはこちらの記事で詳しく解説しています。」

という形でリンクを設置します。これにより、読者は自然な流れで深掘り情報にアクセスできます。

● 例2:サービスページから導線をつなぐ
企業サイトなどで、「商品Aの紹介ページ」に訪れたユーザーに対して、

👉「導入事例もご覧になりたい方は、こちらの成功事例ページをご確認ください。」

とリンクすることで、信頼性とコンバージョン率の向上にもつながります。

● 例3:トップページから主要コンテンツへリンク
サイトのトップページから「会社情報」「サービス紹介」「ブログ一覧」「お問い合わせ」などへリンクを設置することも、重要な内部リンクです。これはユーザーの導線設計としてだけでなく、Googleに「このページがサイト構成の中心です」と示す意味でも役立ちます。

 

よくある質問(FAQ)

Q1. 内部リンクはSEOでどのくらい重要ですか?
A. 非常に重要です。
内部リンクはクローラーの巡回効率を高め、評価の分散、ユーザーの回遊促進など、SEO全体に影響するため、サイト構造の基本として重視されています。

Q2. サブドメインへのリンクも内部リンクに含まれますか?
A. 通常は外部リンク扱いです。
Googleはサブドメイン(例:store.example.com)を独立したサイトと認識するため、本ドメイン(example.com)からのリンクは外部リンクと同様に処理される場合があります。

Q3. 画像リンクはSEO的にも有効ですか?
A. 有効ですがalt属性の設定が必須です。
画像に内部リンクを設定することで、クリック率や回遊率を向上できます。ただし、alt属性を設定しないとSEO効果は半減するため、テキストによる補足は不可欠です。

Q4. 内部リンクは多ければ多いほど良いのですか?
A. 必ずしもそうとは限りません。
むやみに内部リンクを増やすと、1つひとつのリンク価値が分散されるだけでなく、ユーザーにも混乱を与える可能性があります。重要なのは、「文脈に沿って、自然に関連ページへ誘導すること」です。

Q5. サイトの規模が小さくても内部リンクは必要ですか?
A. 非常に重要です。
むしろページ数が少ないサイトほど、ユーザーとクローラーの両方に対して、明確な導線を作ることが大切になります。記事数が5〜10本でも、効果的な内部リンクはSEOに大きく寄与します。

Q6. 同じページへのリンクを複数設置しても良いですか?
A. 基本的には1ページ1リンクが推奨です。
同一ページに何度もリンクを張っても、検索エンジンが評価するのは「最初のリンクのみ」であることが多いです。そのため、最も自然で目立つ位置に1つ設置するのがベストです。

Q7. WordPressなどで内部リンクを効率的に貼るには?
A. 関連記事プラグインや手動編集が活用できます。
WordPressでは「関連記事表示」などのプラグインを使って自動で内部リンクを追加できます。ただし、より強調したいリンクは本文中に手動で設置することで、意図したSEO効果を得やすくなります。

 

まとめ

今回は、内部リンクについて、ご紹介しました。

内部リンクは、SEOにおいて非常にコストパフォーマンスの高い施策です。

正しく設計することで、クローラビリティの向上、重要ページの評価向上、ユーザー体験の改善など、多くのメリットが得られます。

今一度、自サイトのリンク構造を見直し、効果的な導線を設計することで、検索順位アップを目指しましょう。

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