2020/06/24
検索クエリとは
GoogleやYahoo!などの検索エンジンでユーザーが実際に検索を行った語句のことです。
キーワードのマッチタイプを完全一致で登録している場合以外は、登録しているキーワードと異なることも多々あります。検索広告では、検索クエリを定期的にチェックしてニーズとは関係のない無駄なキーワードを除外、有効な検索クエリをキーワード登録していくことも非常に重要な施策となります。
また、検索クエリは複数のユーザーが同じ意図を持って検索したとしても全く同じキーワードになるとは限らず、スペルミスも含めそれぞれ異なる語句で検索される可能性があります。ユーザーごとに検索クエリが異なり、知りたい・解決したい内容にも若干の違いが見られます。
こういった検索クエリの僅かな違いを考慮して、LPにユーザーが知りたい情報が記載されていない場合や、不十分な場合はLPそのものを充足させる必要があります。
「キーワード」とは意味が異なる
検索クエリはユーザーが検索する語句やフレーズであるのに対し、検索キーワードは広告主・サイト運営者が設定する語句やフレーズを指します。つまり、検索エンジンとの関わりの有無が「検索クエリ」と「キーワード」の大きな違いの1つと言えます。
両者ともに語句やフレーズという点では似ていますが、検索クエリには”実際のユーザーの意図が含まれている”という点をまずは押さえておきましょう。
検索クエリの種類
ユーザーの意図によって大きく3つに分けられます。
1. インフォメーショナルクエリ(情報型クエリ)
⇒情報収集を目的とするクエリを指す用語
ユーザーの「知りたい」「疑問を解決したい」という意図に基づいているクエリです。
何かを知りたい、あるいは直面している課題を解決したいというような意図があるため、検索対象は幅広く、また適切な検索結果がユーザーごとに異なる場合も多くあります。「knowクエリ」と呼ばれることもあります。
例: 「神奈川 天気」 「カレーライス レシピ」 「アクセス解析 方法」 など
2.トランザクショナルクエリ(取引型クエリ)
⇒行動が明確に想定されているクエリを指す用語
ユーザーの「何かアクションを起こしたい」「何か欲しい」という意図に基づいているクエリです。購入や申し込みのような決済や取引を行う意図がある中での検索がこれに該当します。「doクエリ」と呼ばれることもあります。
例:「神奈川 ホテル 予約」 「パソコン 格安」 「iPhone7ケース 通販」 など
3. ナビゲーショナルクエリ(案内型クエリ)
⇒アクセス先が明確に想定されているクエリを指す用語
特定のサイトにアクセスしたいという意図に基づくクエリです。
「このサイト、このコンテンツにアクセスしたい」という明確な意図があり、ブックマーク代わりの検索とも言えます。「goクエリ」と呼ばれることもあります。
例:「Youtube」 「Facebook ログイン」 「Yahooニュース」 など
検索クエリの活用方法
リスティングでの活用
主な活用方法は以下の3つです。
1.キーワードの修正
検索クエリからキーワードの修正を行うことができます。
キーワードの修正というのは、検索クエリによりマッチしたキーワードを設定し直すということです。例えば、スマホの販売サイトを運営していて「スマホ」でキーワード設定していたとします。サイトの検索クエリが「スマホ 格安」が多かった場合、キーワードも「スマホ 格安」に設定し直した方がよいでしょう。こうすることでニーズのあるユーザーに効率よく広告を表示させることができます。
2.キーワードの追加
検索クエリからキーワードを追加することができます。
キーワードの追加というのは、コンバージョンに繋がっているキーワードを追加するというものです。予想していなかったクエリがコンバージョンにつながっているということは多々あります。
このような検索クエリをキーワードとして追加することで、広告からのコンバージョン数アップが望めます。
3.無駄なキーワードの除外
検索クエリから無駄なキーワードを除外することができます。
限られた予算で効果をあげるには無駄をカットすることも重要です。
例えば、先ほどのスマホ販売サイトの場合、販売サイトなので「スマホ 修理」 「スマホ 操作方法」などは、ターゲットユーザーではありません。このような場合に検索クエリを確認して、不要なキーワードを除外設定して広告運用を効率化しましょう。
まとめ
今回は、「検索クエリ」について説明いたしました。
検索クエリは、ユーザーの意図が含まれた重要なデータであり、上位表示させるためのヒントやLP改善の為の指標にもなります。
検索クエリを定期的にチェックしてニーズとは関係のない無駄なキーワードを除外したり、有効な検索クエリをキーワード登録していくことも非常に重要な施策となります。まずは、サーチコンソールなどで検索クエリをチェックしてみましょう。