2020/12/05
実は商業写真にはNG写真がある
バナーやLP、パンフレット、ポスターなどをデザインする時にそのデザインの魅力を大いに引き出してくれる主役級の素材。
そう、写真素材だ。
写真に関しては、有料写真のダウンロードサービスを利用する会社、専属カメラマンと契約している会社などデザイン事務所によって本当に様々です。
そしてデザイン作品の完成クオリティを左右してくるのも、この「写真」は大きな部分をしめる。
今日はいつものデザインレイアウトや構図、色彩理論など眠くなりそうな内容は抜きにして、「絶対にやってはいけないデザイン業界のNG写真」についてお話します!
気楽に読んでみてくださいね!
首切り・串刺し写真には要注意!
え、怖っ!
普通に書いてるだけで怖いですねこれ。
「首切り・串刺し」って、まさに絶対見たくないコンビじゃないですか!
でもご心配なく!
あなたが今想像しているようなフルモザイク処理で全く見せられないタイプの写真の事ではないので(笑)
まぁ「首切り・串刺し写真」というのは商業写真の業界用語のようなモノなので!安心してください。
では気になるその内容を解説していきましょう!
▶首切り
まず「首切り」ですね。
わかりやすいサンプルがあれば良かったのですが、さすがにプロが撮影してる商業写真素材には明らかな首切りはなかったので、アインシュタインさんに登場頂いて私の方で合成してみました。
逆に怖くなったかもしれないですが。。
まぁ、とにかく実物を見て貰うのが早いので見てみましょう!
ちょっと無理やりな感じですがイメージが伝わりますかね!
人物の首を切るかのように横のラインが入っているように見えますよね。
これです!そう、これが商業写真ではタブーとされている「首切り」という撮り方なんです。
昔の「さらし首」などを連想させてしまい、怨み写真と言われていて縁起が悪いというのは勿論、
首付近に横線が入っていると線に注意がそれてしまい肝心の顔に視線が向かなくなるという理由があるんです。
人物を紹介するページやバナーをデザインする時に知らず知らずのうちにこのような写真素材を使ってしまわないように注意しましょう!
▶串刺し
続いて「串刺し」に参りましょう(怖)
これも引き続きアインシュタインさんに登場いただいたので参考画像を見てみましょう!
これも先ほどの首切りと同じテイストで見てもらうとわかるかと思いますが、頭に標識が刺さっているように見えませんか?
そう!こういう写真を「串刺し」と言います。
頭に何かが刺さって見える写真は見る側に違和感を与えてしまうのでこちらも人物写真ではNGとされています。
屋外、特に街中で人物の素材写真を撮影する際は「看板や電柱や木」などがたくさんあるので注意して撮影したいですね。
また室内では部屋の柱や棚などがこの現象を生み出してしまう原因になるので十分注意しましょう!
まとめ
いかがでしたか。
首切り、串刺し…トラウマになりそうなワードですが、意外と知らない人が多い業界用語なんです!
特にコーポレートサイトやパンフレットや会社案内などをデザインする時、会社の重役の写真でこのような現象を起こしてしまわないように十分注意してください!
写真はデザインを引き立ててくれる役割も果たしますが、使い方を間違えるとユーザーに違和感や疑問を与える場合もあります。
写真に関わるエピソードはまだ色々ありますので、またの機会にお話しますね!