2021/12/27
Google広告がP-MAX(パフォーマンス最大化キャンペーン)機能追加
近年、Google広告では広告配信を行う為の自動化システムが進んでいます。
例えば、動的検索広告(DSA)・スマートディスプレイキャンペーン・スマートショッピングキャンペーンなどがGoogleが進めている自動化システムに当てはまります。
今までは、検索広告・ディスプレイ広告・ショッピング広告などのように広告の配信手法によって、自動化システムが用意されていました。
今回は、検索広告・ディスプレイ広告を横断した自動化システムとして、P-MAX(パフォーマンス最大化キャンペーン)が新たに機能追加されましたので、ご紹介します。
Google広告のP-MAX(パフォーマンス最大化キャンペーン)とは
Google広告のP-MAXとは、広告クリエイティブ(広告文・画像・リンク先など)を登録するだけで、検索広告とディスプレイ広告の配信ができるというものです。
P-MAXでは、ターゲット設定をしなくてもリンク先の情報を読み取りYouTube・ディスプレイ・検索・Discover・Gmail・マップなどの広告枠に広告を配信することができます。
P-MAXは、広告クリエイティブの登録だけで配信ができる為、キャンペーン設定が非常に簡単ですが効果をだす為には、相当数のCV獲得データを取得して機械学習を行う必要があります。
その為、機械学習を進める為のCVデータを集める為に、ある程度の広告費を投下する必要があり、配信当初はパフォーマンスが悪い傾向があると考えられます。
※参照:Google の多彩な広告枠をフル活用できる P-MAX で目標を達成する
P-MAXキャンペーンのメリット・デメリット
P-MAXキャンペーン導入することで下記のようなメリット・デメリットがあると考えられます。
■メリット
・1つのキャンペーンで検索広告、ディスプレイ広告を管理することができる為、広告の配信管理がしやすくなる
・1つのキャンペーンにCVデータが集まりやすくなる為、Googleの学習機能が進みやすくなる
■デメリット
・全て自動で配信管理される為、効果が悪い面があっても配信調整を行うことが難しい
・細かな分析がしにくい為、どの広告がパフォーマンスが良かったなどの細かな把握ができない
P-MAXを始めるにあたってオーディエンスシグナルを活用
P-MAXで広告配信を行うにあたって、初動ではCVデータがない為、パフォーマンスが悪いことが想定されます。
その為、Googleではオーディエンスシグナルというものが用意されています。
P-MAXのオーディエンスシグナルとは、広告配信の優先順位を決めるものとなり、オーディエンスシグナルで設定したターゲットを優先してP-MAXは配信を行います。
オーディエンスシグナルを設定することで、CVRが高いと想定されるターゲットへの広告配信が増えることが考えられる為、初動でパフォーマンスが悪いことの一つの解消策となるでしょう。
まとめ
今回は、Google広告のP-MAXについてご紹介しました。
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