【2020年12月版】AppleのiOS 14のアップデートによるfacebook広告の対策

2020/12/25

AppleのiOS 14リリースが広告に与える影響について

Appleは先日、App StoreのすべてのアプリにiOS 14デバイスを使用しているユーザーに対して、トラッキングの許可を求めるオプトイン設定画面を表示することを義務化する制度を開始すると発表しています。

この制度では、利用者がiOS 14デバイスでトラッキングを許可をしないと一定のデータの収集と共有ができなくなります。

iOS 14デバイスでトラッキングを許可しないユーザーが増えると現在facebook広告・Instagram広告で活用しているコンバージョンイベントが計測されなくなるユーザーが増えることとなります。

そうなると、今までコンバージョンイベントを使って最適化配信を行っていた広告については、コンバージョン計測ができなくなる為、広告配信のパフォーマンスに影響がでてくることとなります。

Facebookも、このような状況で対策を行っているので、今回はどのような対策が必要かをご紹介します。

参照

AppleのiOS 14リリースが広告に及ぼしうる影響について

 

iOS 14デバイスにリーチする為の対策

1.ドメインあたり8つのコンバージョンイベントで広告運用を行う

今後は、ドメインあたりで活用できるユニークコンバージョンイベントが8つに制限されることになります。

その為、今まで8つ以上のコンバージョンイベントで運用していた広告アカウントは、コンバージョンイベントを8つに絞る方法を検討する必要があるでしょう。

利用できなくなるコンバージョンイベントで最適化されている広告セットは、FacebookがAppleのAppTrackingTransparencyフレームワークを実装した時点で一時停止されることになる為、注意が必要です。

 

2.初期設定と設定の変更方法

Facebookは現在のコンバージョンイベントのアクティビティを参考に対象アカウントのビジネスに最も関連性が高いと思われるコンバージョンイベントを絞る初期設定を行います。

その初期設定で対象とならなかったコンバージョンイベントについては、キャンペーンの最適化やレポート集計ができなくなります。

そして、FacebookがAppleのAppTrackingTransparencyフレームワークを実装した時点で、Facebookのイベントマネージャでコンバージョンイベントの選択を変更できるようになり、広告運用に活用するコンバージョンイベントを8つまで選択することが可能となります。

 

参照

Facebookピクセルを使用してiOS 14デバイスにリーチする

 

注意点

今まではコンバージョンイベントの制限がなかった為、8つ以上のコンバージョンイベントを計画性もなく作っているアカウントもあったかと思います。

しかし、今後はコンバージョンイベントの制限ができることになる為、計画的にコンバージョンイベントを発行する必要があります。

その為、コンバージョンイベントを発行する際は、今後の施策で本当に必要なコンバージョンイベントであるかと再度考えるようにして下さい。

 

最後に

BOPコミュニケーションズでは、最新の状況に合わせて広告の運用施策を変化させております。

最新の状況に合わせた広告施策にご興味がある方は、お気軽にご相談下さい。

 

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