2021/03/25
【Google広告】コンバージョンに対するお支払いとは
Google広告の課金方式では、広告がクリックされるごとに費用が発生する「クリック課金型」と、広告がユーザーに表示されるごとに費用が発生する「インプレッション課金型」がありますが、コンバージョンに至った場合のみ費用が発生する「コンバージョンに対するお支払い」という設定があるのはご存知でしょうか。一見、コンバージョン発生時のみのお支払いと聞くと、成果報酬でリスクなく広告配信できそうなイメージですが、注意点や利用要件も多いです。今回はそんな「コンバージョンに対するお支払い」に関する概要についてご紹介していきます。
「コンバージョンに対するお支払い」の仕組み
「コンバージョンに対するお支払い」は目標コンバージョン単価の入札戦略で使用できます。
(クリックに対するお支払いと同じアルゴリズムが使われます。)
例:目標コンバージョン単価を5000円で設定、1ヶ月間で10件のコンバージョンが発生
請求金額は5000円×10件=50000円
コンバージョンに対するお支払いの利用要件
「コンバージョンに対するお支払い」を設定するには下記の利用要件を満たす必要があります。
・通常のディスプレイキャンペーンもしくはスマートディスプレイキャンペーンである
・オフラインコンバージョンを設定している場合は除外する必要がある
・キャンペーンごとでの予算設定をしている
・過去30日間にアカウント単位で100件以上のコンバージョンを獲得している
(検索広告含む)
・コンバージョンの90%はユーザーが広告をクリック後7日以内に発生している
また、上記を満たしていても使用できない場合もあります。
利用資格は API などのさまざまな要因からも判断され、毎日変わります。
コンバージョン達成までの期間の確認方法
利用要件のひとつにコンバージョンが「90%以上広告をクリック後7日以内に発生している」という項目がありますが、こちらの確認方法をご紹介します。
①広告管理画面の右上の「ツール」から「アトリビューション」を選択します。
②「経路の指標」からコンバージョンに至るまでの平均日数の目安を確認することができます。
「コンバージョンに対するお支払い」を設定する際の注意点
設定する際には下記のような点に注意する必要があります。
・配信量が著しく少なくなる場合がある
・クロスデバイスコンバージョンは最適化対象にならない
(CVとして加算されるが請求はされない)
・共有予算という予算設定では使用できない
・コンバージョン単価として設定できる上限は200 米ドル未満
(各国の現地通貨での相当額→2021年3月22日現在日本円で21771円)
まとめ
「コンバージョンに対するのお支払い」という設定は成果報酬でリスクが少ないように感じますが、利用要件や注意点も多いので利用する際は注意が必要です。しかし使用条件をクリアしているアカウントがあれば、ぜひ活用してみてはいかがでしょうか。弊社ではリスティング広告をはじめLINE広告やFacebook広告、Instagram広告など幅広いウェブ広告運用を承っております。ウェブ広告をはじめたい、現在運用中だが、もっと成果を上げたいなど、ご相談ごとがありましたら、ぜひお気軽に弊社にご相談ください。