2021/04/06
【Googleアナリティクス】スマートゴールとは
Googleアナリティクスの「スマートゴール」とは、機械学習により品質の高いウェブサイトのセッションをコンバージョンとして計測することができる機能です。Google広告にインポートし広告の最適化に活用することもできます。店舗来店やブランディングなどコンバージョンとして計測できない場合にも「計測していたらコンバージョンにつながっていた可能性がある」コンバージョンを計測することができます。中小企業などでは、Googleアナリティクスは導入しているけどコンバージョン設定がうまくできていない場合、やり方が分からない。などの理由から、コンバージョン計測の設定がおろそかになっている場合もあります。そのような場合にも「スマートゴール」を設定することで、コンバージョンとして予想されるセッションをコンバージョンとして予測し計測することが可能です。
Googleアナリティクスのスマートゴールの仕組み
Googleアナリティクスにおける「スマートゴール」の仕組みは、ウェブサイトのセッションに関する多数のシグナルを機械学習で分析し、コンバージョンにつながる可能性が高いセッションを予測します。各セッションごとにスコアが割り振られ、最も品質の良いセッションが「スマートゴール」として計測されます。分析されるシグナルとして、セッション継続時間、セッションあたりの閲覧ページ数、地域、デバイスなどがあります。
Googleアナリティクスのスマートゴールの計測条件
Googleアナリティクスの「スマートゴール」を使用するにあたり、以下の要件が必要です。
●アナリティクスとGoogle広告のアカウントが連携されている
●スマートゴール設定以前の30日間に広告アカウントのGoogle広告のクリックが500以上
(Googleアナリティクスでセッションとして500以上計測されている)
●Googleアナリティクスで「Googleのプロダクトやサービス」がオンになっている
●レポートビューに表示されるセッション数が30日間で1000万件を超えていない
Googleアナリティクスのスマートゴールの設定方法
Googleアナリティクスの「スマートゴール」の設定方法をご紹介します。
①Googleアナリティクスにログインし、「管理」を選択します。
②ビューの列にある「目標」を選択します。
③「新しい目標」から「スマートゴール」という項目を選択すれば設定完了です。
Google広告への活用方法
先程、作成したスマートゴールのユーザーリストをGoogle広告へ、インポートすることで広告配信に活用することができます。スマートゴールのユーザーリストをGoogle広告にインポートする方法をご紹介します。
①Google広告画面の右上「ツール」→「コンバージョン」を選択します。
②「コンバージョンアクション」から「+」を選択します。
③「インポート」を選択し「Googleアナリティクス」を選択し続行を選択すれば完了です。
※作成日より前日のデータはインポートされません。
Googleアナリティクスのスマートゴールに関する注意点
✔ウェブサイトのビューでのみ利用可。モバイルアプリのビューでは使用できない
(2021年4月現在)
✔スマートゴールの設定をカスタマイズすることができない
✔1つのビューに設定できるスマートゴールは1つのみ
✔スマートゴールのモデルはサイト設定やトラフィック変化により定期的に調整される
参照:Google広告 ヘルプ
まとめ
今回はGoogleアナリティクスの「スマートゴール」に関してご紹介しました。この設定を活用することで、タグマネージャーの設定が分からない方や、サイトの作り上、コンバージョン計測が難しい場合などに対して「コンバージョンに至った可能性のあるセッション」を計測することが可能になります。また、インポートを行うことでGoogle広告にも活用することができ、活用の幅が広い機能となっているので、ぜひ活用してみてはいかがでしょうか。弊社では、Googleアナリティクスのデータを活用した広告配信なども行っております。他にも主要SNSのLINE広告やfacebook広告などの運用も承っておりますので、ぜひご相談ください。