【Google広告】最適化案の自動適用について

2021/06/13

Google広告で、2021年4月頃より「最適化案の自動適用」がベータ版としてリリースされています。

最適化案の中には、アカウント改善のヒントが提示されている場合も多くあります。
ですが、システムの機械的な提案であること、”ビジネスの拡大”に重きを置く傾向のあるGoogle、という組み合わせのために、最適化案には成果に繋がりにくいもの・意図せぬ配信が行われてしまうものも混じっているのが現状です。

そのため、「意図せず自動適用が有効になっていないかを確認する」という視点でも、今回のコラムをご活用頂けると幸いです!

 

最適化案が毎日自動適用される「最適化案の自動適用」機能

「最適化案の自動適用」は、文字通り”最適化案タブに表示される最適化案を、自動的に適用していく”設定ができる機能です。
自動適用を選択したものは、最適化案が「毎日」適用されるようになります。

2021年6月現在、デフォルト値はすべて「無効」になっています。

また、設定によりすべての最適化案が適用されてしまうわけではなく、種類ごとに有効/無効を選択できます。
(詳細は、実際の設定画面と併せて後述します。)

いつ有効/無効を切り替えたかは、他の設定変更同様に、”変更履歴”から確認可能です。

 

有効/無効の確認・変更方法

アカウントの「最適化案」を開き、右上の「自動適用」を選択します。

 

項目別に分かれて、自動適用の利用ができる設定一覧が表示されます。
こちらで任意の項目にチェックを入れると、該当の最適化案が自動的に適用されるようになります。

 


設定できる項目は、2021年6月現在で下記のものがあります。

◎入札と予算

・目標コンバージョン単価を使って広告費用対効果を上げましょう
・拡張クリック単価を使って、広告費用対効果を改善しましょう
・「コンバージョン数の最大化」を使って、広告費用対効果を改善しましょう
・「クリック数の最大化」を使って、広告費用対効果を上げましょう
・目標インプレッション シェアを使って、広告費用対効果を改善しましょう
・目標広告費用対効果を使って、広告費用対効果を改善しましょう

 

◎キーワードとターゲティング
・除外キーワードを追加
・既存のキーワードを基にフレーズ一致や部分一致のパターンを追加しましょう
・Google 検索パートナーを使ってリーチを拡大しましょう
・重複するキーワードを削除しましょう
・広告配信に使われていないキーワードを削除しましょう
・新しいキーワードを追加しましょう
・競合する除外キーワードを削除する
・動的検索広告の作成
・ターゲットの拡張を使用

 

◎広告と広告表示オプション
・広告のローテーションを最適化しましょう
・レスポンシブ検索広告を追加しましょう

 

また、[履歴]タブでは、下記の内容を確認できます。
・自動適用を有効にしたあとに適用された最適化案
・最適化案が過去1週間に適用された回数
・最後に適用された日時
・最初に自動適用の有効を選択した日時

 

自動適用された最適化案は、管理/履歴タブからいつでも無効にすることが可能です。

 

勝手に配信予算は引き上げられないが、配信状況や対費用効果が大きく変動する可能性はあり

この最適化案の自動適用によって、「予算が引き上げられる」ことはありません。

ですが、選択内容によっては「入札戦略が変わる」「ターゲットが拡張される」ものも含まれています。
そのため、クリック単価が急に上がったり、配信先が変わる可能性があります。

予算が変わることはなくても、配信のペースや対費用効果が大きく変動することは考えられます。
十分確認・注意したうえで設定を行いましょう。

 

まとめ

今回はGoogle広告の「最適化案の自動適用」機能についてご説明しました。

使い方によっては、運用の手間を減らすことができる便利な機能です。
ただ、現状だとむやみに全て有効!としてしまうと、配信結果の悪化に繋がり、逆に手間が増えてしまう可能性も考えられます。

有効になる内容を十分理解したうえで、うまく活用していきましょう。

 

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