2021/06/25
文字の魅力を引き出す
バナーや紙広告などのデザインをする際、写真やイラストと平行して重要となってくる要素として
「テキスト」があります。
例えば広告デザインならユーザーに訴求する内容を伝えて行動に移してもらうという役割がありますね。
ではその時に、明確なテキストをズラズラと書いても誰も注目したり読んでくれなければ全く無意味なモノとなってしまいます。
そんな人の注目を集めたいと考えた時に、テキストをそのまま打つのでは無く、テキストに装飾を施し「魅せるテキスト」としてデザインに入れる事でより多くのユーザーに親しみやすく、興味を引く状態に仕上がります。
今日はそんなテキストを魅せていく手法をご紹介したいと思います。
カリグラフィーとは
ではテキストを魅力的にするためにはどのようにすればいいでしょうか。
・サイズを大きくしてインパクトを出す
・文字組みを工夫して魅力的なレイアウトに仕上げる
良いですね!二つとも良い方法だと思います。
それ以外で、今回は文字に装飾を加える事でテキストを魅力的にする「カリグラフィー」をご紹介します。
皆さんカリグラフィーって聞いたことありますか?
英語っぽいですが、これ実はギリシャ語で「美しい書き物」という意味なんです。
どういうものかというとアルファベットの書体を装飾して独特なテキストデザインを作る手法なんです。
見て貰った方がわかりやすいですね!
こういう感じなんですが、なんとなく雰囲気伝わりますか!
ヨーロッパではかなり昔から生活に溶け込んでいるもので、名刺とか看板や表札にも使われているようです。
最近日本でも代官山とか表参道のテラス付きのオシャレなレストランやカフェなんかで利用されているのを見かけます。
これをデザインの中に入れてあげる事でテキストを魅力的に仕上げる事ができるんです。
カリグラフィーの使い方
ではどのようにデザインに取り入れるかというところですが、
「そもそもこんなテキスト装飾、自分で描けるわけないじゃないか~!」という声が聞こえてきそうですね(笑)
そう、「全てこの装飾を自分で描けるよ!」という人はオリジナルで描いて頂くのが一番いいのですが、なかなかこんなのは描けないですよね(笑)
そんな時はフリーフォントで利用できる「お洒落な筆記体フォント」なんかを使って貰えたら文字を打つだけで簡単にカリグラフィー的な効果のある文字を利用することが出来ます。
例えばこんな筆記体フォントなんか良い感じですね!
でも!1つ注意点として、カリグラフィー的な文字はカッコよくお洒落なんですが、どうしても「可読性が低いのがデメリット」になってきます。
なのでカリグラフィーを半透明で下に敷き、その上に可読性の高いフォントで文字を記載するという方法が良いです。
こんなイメージですね!
このようにカリグラフィーはお洒落フォントと可読性の高いフォントを織り交ぜて「魅せながら伝わるテキストデザイン」を構築できるので非常にオススメです!
まとめ
いかがでしたか。
今回はカリグラフィーを用いたテキストデザインをご紹介しました!
最近の日本でも至る所でこのカリグラフィー的なデザインを見る機会が増えましたよね!
デザインの素材として非常に利用できる要素だと思いますので、メリットデメリットを計算しながら効果的にデザインに活用してみてください!