【Yahoo!広告】ディスプレイ広告(運用型)においてLINE公式アカウントプロフィール画像の連携対象を拡大

2025/12/22

LINEヤフー株式会社は、同社が提供する広告配信プラットフォーム「Yahoo!広告 ディスプレイ広告(運用型)」において、2026年1月6日より、LINE公式アカウントのプロフィール画像連携対象をすべての広告に拡大するというリリースがありました。

このアップデートにより、広告主はすべての配信目的において、LINE公式アカウントのプロフィール画像を広告内に表示させることが可能となり、ブランドの信頼性向上やユーザーへの視認性強化が期待できます。

今回は、Yahoo!広告 ディスプレイ広告(運用型)で適用されるLINE公式アカウントのプロフィール画像連携対象の拡大でどのような影響があるのかについて、ご紹介します。

 

アップデートの概要

これまで、LINE公式アカウントのプロフィール画像を表示できる連携機能は、配信目的が「友だち追加」の場合に限定されていた。

今回の変更により、配信目的に関わらず、「Yahoo!広告 ディスプレイ広告(運用型)」のすべての広告でプロフィール画像の連携が可能となります。

  • 実施予定日: 2026年1月6日(火)
  • 対象サービス: Yahoo!広告 ディスプレイ広告(運用型)
  • 主な配信面: LINE VOOM、LINEオープンチャット(※今後拡大予定)

 

今回のアップデートによる「ロゴ登録」機能との関係について

本機能はLINEアプリ内の特定の配信面を対象としたものです。

Yahoo! JAPANのトップ画面や提携サイトなどで使用される従来の「ロゴ登録」機能が廃止されるわけではありません。

連携設定が完了している場合、LINE内の対象配信面では「LINE公式アカウントのプロフィール画像」が優先的に表示され、それ以外の配信面では従来通り登録された「ロゴ」が表示されます。

配信先に応じて、最適な画像が組み合わされる仕組みです。

 

利用に必要となる「連携設定」の条件

本機能を利用するためには、以下の2段階の設定が完了している必要がある。

■ビジネスマネージャーでの接続

LINEヤフーの法人向け共通プラットフォーム「ビジネスマネージャー」において、Yahoo!広告を運用する組織と、対象のLINE公式アカウントを管理する組織が連携されていること。

■広告アカウント単位での接続設定

Yahoo!広告の管理画面内から、対象のLINE公式アカウントを特定し、広告アカウントとの接続設定を完了させていること。

 

導入に関する注意点

本機能の導入にあたっては、以下の実務的なポイントに留意が必要です。

  • 自動適用の仕様: 既に上記の連携設定が完了している広告アカウントについては、実施日以降、追加設定なしで自動的にプロフィール画像が表示されるようになります。
  • クリエイティブの整合性: 表示されるのはLINE公式アカウントに登録されている画像である。バナー素材や広告テキストとの親和性、現在のアイコン画像が広告として適切か(古いロゴのままになっていないか等)を事前に確認することが推奨されます。
  • 非表示設定の検討: プロフィール画像を広告に表示させたくない場合は、実施日までに連携設定を解除するなどの対応が必要となります。

 

ビジネスにおけるメリット:信頼性の担保とブランド接点の強化

LINEアプリという生活に密着したプラットフォームにおいて、企業の公式アイコンが併記されることは、広告の「ノイズ感」を軽減し、正規のサービスであるという安心感をユーザーに与えることができます。

特に、競合他社との差別化や、クリック率(CTR)の改善、さらにはブランドの信頼性構築に向けた有効な手段となる可能性があります。

 

FAQ:よくあるご質問

Q:今回のアップデートで、既存の「ロゴ登録」は不要になりますか?

A:いいえ、引き続き必要です。 今回の連携拡大は、主にLINEアプリ内の配信面を対象としています。Yahoo! JAPANのトップページやその他の提携サイトでは、引き続き「ロゴ登録」された画像が表示されるため、両方の設定を確認しておく必要があります。

Q:LINE公式アカウントのプロフィール画像を変更したら、広告にも即時反映されますか?

A:はい、連携されているため反映されます。 広告の配信面には、その時点でLINE公式アカウントに設定されている最新のプロフィール画像が表示されます。

Q:特定の広告だけプロフィール画像を表示させないように設定できますか?

A:いいえ、アカウント単位での設定となります。 広告アカウントとLINE公式アカウントを接続している場合、対象となるすべての広告(ディスプレイ広告 運用型)で表示が適用されます。

 

まとめ

今回は、Yahoo!広告 ディスプレイ広告(運用型)で適用されるLINE公式アカウントのプロフィール画像がYahoo!広告 ディスプレイ広告(運用型)にも拡大される件について、ご紹介しました。

今回の「Yahoo!広告 ディスプレイ広告(運用型)」における連携拡大は、単なる仕様変更にとどまらず、LINEアプリ内での広告体験をより「公式かつ自然なもの」へと進化させる重要な一歩と言えます。

運用担当者様は、以下の3つの視点で最終的な確認を行っていただくことをお勧めいたします。

■信頼性の最大化とクリック率の向上

LINEアプリという親和性の高い環境において、使い慣れた「公式アイコン」が表示されることは、ユーザーの心理的ハードルを下げ、広告効果(CTR)の改善に直結する可能性があります。

全広告目的が対象となったこの機会に、積極的な活用を検討する価値があります。

■「自動適用」に伴うクリエイティブ管理の徹底

既に連携済みの場合は2026年1月6日より自動で表示が開始されます。

「意図しない画像が突然表示された」という事態を防ぐ為、今のうちにLINE公式アカウントのプロフィール画像が、現在のブランドガイドラインや最新のロゴと一致しているか、必ず再点検を行ってください。

■配信面に応じたハイブリッドな画像運用

Yahoo! JAPAN面では「登録ロゴ」、LINE面では「プロフィール画像」という使い分けが始まります。

どちらの配信面でもブランドイメージが損なわれないよう、両方の素材を最適化しておくことが、今後のディスプレイ広告運用における新しいスタンダードとなります。

年明けの実施に向けて、ビジネスマネージャーの接続状況と、各プラットフォーム上のアセット管理を改めて見直してみてはいかがでしょうか。

BOPコミュニケーションズでは、媒体情報をキャッチアップして広告運用に活用しています。

媒体の機能は日々アップデートされている為、情報のキャッチアップが難しい、アップデートされた機能をどのように活用すればいいのか分からないなどでお悩みの方はお気軽にご相談下さい。

★BOPコミュニケーションズの広告運用について詳しく知りたい方はこちら↓

★フォームからすぐにお問い合わせしたい場合はこちら↓

 

 

シェア
ツイート