2021/01/22
薬用化粧品(医薬部外品)、化粧品での広告審査の判断基準が変更
Yahoo!広告では、2020年9月に化粧品における広告審査の判断基準を変更すると発表しました。
今回の審査基準変更の背景としては、WEB広告が年々市場が拡大していることで、2019年度では日本広告審査機構(JARO)への消費者からのインターネット広告への苦情がテレビを初めて超えております。
※出典:公益社団法人日本広告審査機構 2019年度の審査状況
その結果、日本化粧品工業連合会(粧工連)が自主基準「化粧品等の適正広告ガイドライン」を2020年6月に改正しており、Yahoo!広告もその自主基準に合わせて変更しているとのことです。
広告審査判断基準の変更点
今回の変更では下記の項目が最も影響力が高い部分となっており、最大級表現や実感を伴うような表現を特に規制するとのことです。
今回の変更の中でも「実感」という表現は、化粧品などで使いたい表現だと思いますので、注意が必要となるでしょう。
■ 製造方法等の優秀性の表現
化粧品の製造方法や研究等について、最大級表現、またはその優秀性について誤認させる恐れがある表現の使用はできません。
(使用不可例)
• 最高の技術
• 最先端の製造方法
• 理想的な製造方法
• 製薬会社だからできた
• 製薬会社の技術の結集
■ 「実感」の文字を含む表現
化粧品等における「実感」表現については、キャッチコピー等の強調表示は使用できません。また、化粧品における「実感」表現は、効能効果の保証的および安全性の保証となるため使用できません。
(使用不可例)
• もち肌を実感
• 肌の違いを実感できる
■ 「調査結果に基づく数値」の表現
「満足度〇%」のように調査結果に基づき数値で示す場合、効能効果等に関する満足感ではないことが明示されていない場合は掲載が認められません。
(使用可能例)
使いやすさの満足度93%
※参照:広告掲載基準「薬用化粧品(医薬部外品)、化粧品」の判断基準変更のお知らせ
まとめ
WEB広告の市場拡大と共にWEB広告による影響度が増している為、広告審査も年々審査基準が厳しくなっている現状があります。
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