2020/08/18
LINE広告は利用に際して、大きく分けて「広告アカウント」「広告」「クリエイティブ(メディア)」の観点から審査が入ります。
訴求する商品や遷移先を審査する「広告」、掲載する画像や動画の内容に関する審査を行う「クリエイティブ」について、基本ルールを紹介していきます。
審査の基本方針
※LINE公式サイトより
上記のように審査の基本方針がLINE広告の公式ページで示されています。
この内容からもわかるように、LINE広告は子どもから大人まで幅広い年齢層のユーザーに対して有益で不快感を与えない広告配信が必要になります。
広告・クリエイティブ審査
LINE広告では、配信される「クリエイティブ」と遷移先となる「広告」を同様の判断基準で審査しています。
【画像引用元】LINEforBusiness
※「クリエイティブ」に関しては、訴求内容に合わせて、フォーマットを選択する必要があります。
フォーマットごとに、入稿規定などの詳細は下記の記事を確認してください。
必須項目
広告の主体者の明示
常に広告の主体を明示し、画像の場合は視認可能な大きさで表示してください。
また、広告主が権利を保有しない素材を利用する場合は、必ず権利者名を明記し、当該権利者との関係性を
明確にしてください。
業界の自主基準、公正競争規約等の遵守
業界の自主基準や公正競争規約がある場合は、その基準、規約に従った表現、表記を行ってください。
表現上の制限・禁止事項
審査で引っ掛かりやすいポイント5つに絞って紹介します。
審査が通らない場合などは、以下に該当する項目がないか確認しましょう。
ユーザビリティーが低いと判断される表現・広告の禁止
画像が正常に表示されていないもの、誤操作を誘発する可能性があるものなど、ユーザーの意に反する、またはユーザビリティーが低いと判断された広告は掲載できません。
例:ユーザビリティーが低いと判断される表現・広告
【画像引用元】LINEforBusiness
ユーザーが不快と感じる可能性がある表現の禁止
人体のコンプレックス部分を露骨に表現したもの、過度な肌露出(※1)、性に関する表現が露骨なクリエイティブは禁止されています。また、暴力、反社会勢力を連想させる表現やグロテスクな表現などもユーザーが不快と感じる可能性があるため、掲載できません。
※1 水着や下着においても訴求内容とは関係のない不必要な画像は禁止です
例:ユーザーが不快と感じる可能性がある表現
【画像引用元】LINEforBusiness
不当表示に該当する可能性がある表現
紹介する商品やサービスの内容が、事実よりも優れていると誤認させる「優良誤認表示」、実際よりも安いと誤認させる「有利誤認表示」が含まれる表現は掲載できません。また「世界初」「業界ナンバー1」などの最大級表現を使用する場合は、遷移先及びクリエイティブ内にデータの出典元・調査機関名および調査年が明記され、正確な引用であることが条件となります。
投機心や射幸心を煽る可能性のある表現
通貨およびそれに類似するものを想起させる表現、金銭の授受を直接的かつ過度に想起させる表現は禁止されています。また、確実に大金が手に入る、絶対に稼げるなど、ユーザーを惑わせるような投機心、射幸心をあおる内容は掲載できません。
例:投機心、射幸心をあおる表現
【画像引用元】LINEforBusiness
第三者が権利を有するものを利用した表現
著名人の氏名、画像、またテレビ番組名や番組画像をはじめとする著作権、商標権、肖像権、パブリシティー権など、法令上または契約上の権利を有するものを無断で使用することはできません。
LINE広告ならではの注意点
「友だち」の表記間違い
LINE公式アカウントでは、企業や店舗のアカウントとユーザーとのつながりを「友だち」と表現します。LINE広告ではLINE公式アカウントの友だちを集めるための配信機能「CPF(友だち追加広告)」がありますが、配信するクリエイティブや遷移先となるWebページに「友だち」との表記を記載する場合は注意が必要です。
❌「友達」「ともだち」「お友だち」
⭕️「友だち」
【画像引用元】LINEforBusiness
LINEのコンテンツと誤認または混合する可能性がある表現
LINEが提供・保有しているロゴやキャラクター、サービスなどを用いることで、ユーザーにLINE(が認定する)コンテンツと誤認または混同される可能性がある表現は禁止されています。特にキャラクターはLINEならびに関連会社が権利を保有しているため、使用できません。
【画像引用元】LINEforBusiness
※LINEのサービスロゴやアイコンなどの使用については、ガイドラインを遵守する必要があります。
詳細はLINE APP ICON GUIDELINEを確認してください。
例:LINEアプリアイコン使用方法の禁止事項
【画像引用元】LINEforBusiness
【参照】
テキスト20%ルール
文字の割合を画像全体の20%以内に収める必要があります (ロゴはテキスト対象外)
画像には、テキストを含まないデザインが推奨されています。
また、写真そのものに含まれる文字に関しても適応される場合があるため注意が必要となります。
画像を5×5で25マスで分割し、5マス以内であれば掲載可能
上記の方法で作成しても、数ピクセルの差で20%ルールを超えてしまうケースがありますので、入稿前に下記のサイトで最終確認することをおススメします。
まとめ
LINEの広告審査が落ちた場合は、今回紹介した内容をふまえて、クリエイティブ、遷移先LP、見出し・説明文などを見直してみてください。基本的なルールを守り、正しく商材・サービスの内容が伝わるような表現を心がけましょう。
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