【Yahoo!ディスプレイ広告】「動的ディスプレイ広告」が全広告アカウントで開放

2025/04/08

先日、Yahoo!から「Yahoo!ディスプレイ広告(運用型)」において、動的ディスプレイ広告(Dynamic Display Ads)を全ての広告アカウントで利用可能にするというリリースがありました。

このアップデートにより、2025年2月3日からすべての広告主がこの機能を利用可能になっています。

今回は、Yahoo!ディスプレイ広告(運用型)の動的ディスプレイ広告が全広告主に解放された件について、ご紹介します。

 

動的ディスプレイ広告とは?

動的ディスプレイ広告とは、ユーザーのWeb上での行動履歴や関心に基づき、最適な広告クリエイティブを自動生成して配信する広告手法です。

特にECサイトやサービス業など、多くの商品・サービスを取り扱う広告主にとって非常に効果的な広告手段となります。

■動的ディスプレイ広告クリエイティブイメージ

・静的 縦型

・静的 横型

・動的 スライド

・動的 フォーカス

・タイムライン用

 

今回のアップデート内容

提供開始日:2025年2月3日(月)

対象:すべてのYahoo!広告アカウント

変更点:これまで一部の代理店アカウントに限定されていた動的ディスプレイ広告が、全広告主に開放されました。

 

動的ディスプレイ広告のメリット

1. パーソナライズされた広告配信
ユーザーごとに閲覧・購入履歴に基づき、自動で最適な商品やサービスを表示。関心度の高いユーザーに対して効果的なアプローチが可能です。

2. 広告制作の効率化
商品リスト(商品フィード)をもとに、バナー広告のデザインや文言を自動生成。大規模な広告運用でも工数を抑えられます。

3. コンバージョン率の向上
興味関心にマッチした内容のため、CTR(クリック率)・CVR(コンバージョン率)が高い傾向にあります。

4. リターゲティングとの親和性
サイト訪問ユーザーに対し、閲覧済み商品や関連商品を自動配信。購買意欲の高いユーザーを効果的に再ターゲティングできます。

 

どんな業種に向いている?

動的ディスプレイ広告は、以下のように商品点数が多く、ユーザーの関心に応じた訴求が重要な業種に特に向いています:

▼動的ディスプレイ広告が効果的な業種例
■EC・ネット通販

商品数が多く、ユーザーごとに見せるべき商品が異なるため。

■アパレル・ファッション

サイズやデザインなど選択肢が多く、パーソナライズ訴求が効果的。

■家電・デジタル機器

比較検討が多い商材のため、閲覧履歴を活かした再アプローチが有効。

■ホテル・旅行

閲覧履歴から宿泊プランやツアーを自動リマーケティングできる。

■不動産

物件情報をフィードで管理し、エリアや希望条件に合った広告を自動生成できる。

■自動車販売

モデルや在庫状況に応じた訴求が可能。

■スクール・講座・塾

ユーザーの興味に応じてコースや体験授業を表示できる。

📌 ポイント
基本的には「商品情報をリスト化できる業種」「ユーザーごとに見せたい内容が異なる業種」であれば、動的ディスプレイ広告の効果が高い傾向があります。

 

導入前に必要な準備

1. 商品フィードの作成
CSV形式などで、以下のような商品情報をまとめたファイルを用意して、広告アカウントに商品情報を登録する必要があります。

参考コラム:【Yahoo!ディスプレイ広告】動的ディスプレイ広告の商品リストファイルの仕様と入力時の注意点

商品ID

商品名

商品画像URL

商品ページURL

価格

在庫状況 など

※Yahoo!広告のフォーマットに準拠する必要があります。

2. サイトへのタグ設置
サイト上に「Yahoo!広告タグ(サイトジェネラルタグ)」を設置し、ユーザーの行動データ(閲覧、カート追加、購入など)を計測できるようにします。

3. キャンペーン・広告グループの設定
Yahoo!広告管理画面で、動的ディスプレイ広告用のキャンペーン・広告グループを作成し、商品フィードを連携させます。

※注意点
一部の業種や商品カテゴリ(医薬品、成人向け商品、投資系など)では、動的ディスプレイ広告の利用に制限や審査基準が設けられています。

 

まとめ

今回は、Yahoo!広告ディスプレイ広告(運用型)で「動的ディスプレイ広告(Dynamic Display Ads)」の機能が全ての広告アカウントで利用可能になった件について、ご紹介しました。

Yahoo!広告ディスプレイ広告(運用型)の「動的ディスプレイ広告」は、広告運用の自動化・パフォーマンス向上に直結する強力な機能です。

これまで一部アカウントのみに限られていたこの機能が全広告主に開放された今、早期の導入が競合との差別化につながります。

これを機に、商品フィードとタグ設置の準備を進め、効果的な広告運用に備えましょう。

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